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車に汚れが付く原因
汚れは主に有機汚れと無機汚れに分類されます。
そして容器汚れや無機汚れも、それぞれいくつか種類があります。
有機汚れ
花粉、黄砂、虫の死骸や鳥の糞などが有機汚れです。
花粉は3~5月と10~11月が飛散ピークです。
車に付着し雨水のようなもので水を含むと、ペクチンと呼ばれるタンパク質の一種が溶け出します。
乾燥すると車の表面で固着し、シミの原因になります。
さらに放置すると塗装面に食い込みボディを侵食するので、花粉が付着したら早めに取り除いたほうが良いです。
黄砂は春先に中国大陸から風に乗って日本にやってきます。
車のボディに付着すれば、花粉のような黄色い粉となって粘着します。
水分を含むと溶け出し車の表面でシミとなり、乾燥すると固着しウォータースポットを作るので早めの掃除が必要です。
虫の死骸や鳥の糞は、1年を通じていつでも車に付着します。
特に高速道路や山間部を走ると、虫の死骸が付きやすいです。
死骸や糞にはシュウ酸カルシウムやタンパク質など腐敗成分が多く含まれており、塗装にダメージを与えます。
無機汚れ
鉄粉、ピッチタールなどが無機汚れです。
鉄粉はブレーキダスト、電車が走り発生する線路の鉄粉、鉄工所のような工業地帯から発生するススがメインです。
風によって空気中に舞い散り塗装面に付着します。
特に車の下回りはブレーキが近いので、ブレーキダストが付着しやすいです。
車の表面についた鉄粉は放置すると、空気と水と反応して酸化して固着します。
酸化が進むと塗装面に侵食し、やがて車のボディにダメージを与えます。
ピッチタールはアスファルトの粉です。
コンクリートの道路を走ると、タイヤの摩擦でコンクリートが削られ車の表面に付着します。
ガムが固まったように張り付き、クロスを使った洗浄では落ちません。
汚れを取り除くには専用のクリーナーが必要です。
塩害や水垢
塩害と水垢も汚れの一種です。
塩害は海沿いを走ったときや、車を止めたときに潮風に含まれる塩分が原因です。
車の金属面をサビさせ、塗装を変色させることもあります。
また融雪剤にも塩化カルシウムが含まれるために、雪道を走ると車に塩分が付着します。
融雪剤の塩分も、車に付着後に放置すればボディをサビさせます。
雨水が付着すると発生するのが水垢です。
水性と油性があり、埃や塵を含む雨水による水垢は水性、潤滑剤を含む雨水による水垢は油性です。
またワックスやコーティング溶剤も油性の水垢を発生させます。
汚れを防止する方法
車に汚れがついたままだと、いくら汚れ防止を行っても車は汚いままです。
そのために汚れ防止の基本はこまめに洗車することです。
直射日光が降り注ぐときはさけて、風が強くない日に掃除するのがおすすめです。
炎天下の中での掃除は、ボディ表面が直射日光で高温になっているために、洗車してもカーシャンプーや水がすぐ乾きシミになります。
また日頃の車のメンテナンス方法でも、汚れをつきにくくできます。
2週間に1回洗車する
雨水が付着して固まっても、最低でも2週間に1回洗車すれば塗装面へのダメージを防げます。
塗装面に汚れが侵食する前に洗車して車を綺麗にしましょう。
2週間に1回自分で洗車するのが難しいならば、スタンドにある機械洗車を使っても構いません。
屋根付きの駐車場やボディカバーをつかって車を保管
車が汚れる一番の原因が雨水です。
酸性雨や塵を含む雨水は、塗装面を侵食しウォータースポットを作ります。
雨水が付着するのを防ぐには、屋根付きの駐車場で車を保管するのが有効です。
もしも駐車場を使わないならば、ボディカバーをかけておいても雨水付着を防げます。
ただしボディカバーは使い方を間違えると、車のボディを傷つけるので気をつけましょう。
コーティングする
コーティングを行えば、塗装面を皮膜が覆って保護し汚れが付着しても塗装面はダメージを受けません。
また汚れがついても落としやすいので洗車が楽です。
市販品のコーティング剤もありますが、プロの業者に依頼して施工してもらうのがおすすめです。
コーティング成分が市販品と大きく違い、より長持ちして車を保護できます。
ガラスコーティングやセラミックコーティングがあるので、予算に合わせて施工するコーティングを選ぶと良いでしょう。
まとめ
車は埃や塵、花粉や黄砂、雨水、鉄粉、ピッチタールなどで汚れてきます。
汚れ防止の基本は洗車であり、2週間に1回は車を洗うようにしましょう。
特に雨水で汚れが付着しやすく、屋根付き駐車で保管すると雨水が付着しにくいです。
ボディカバーを使っても雨水付着を防止できます。
コーティングを施せば汚れからボディを守れて、汚れがついても楽に落とせます。
強力アルカリ系洗剤によるアルミ製品への影響について
鉄粉除去剤の注意点
鉄粉除去剤の使用方法と注意点
プレーの使い方:
・鉄粉除去剤をスプレーする際は、細かい霧状ではなく、液体状に近い状態で使用することをおすすめします。これにより、隣の車に飛散するリスクを減らせます。・スプレー後は2~3分待ち、薬剤が乾く前に水で荒い流すことが重要です。- 塗装面への影響:・鉄粉除去剤使用時、粘度などでこする場合は、塗装面を傷つける可能性があるため特に注意が必要です。特に色の濃色車の場合、傷が目立ちやすいので、使用する際は慎重に行ってください。・劣化したゴムやプラスチックに付着すると、シミになることがあるため、事前に確認しておくことが重要です。
- 専用パッドの使用:・鉄粉除去剤が効果的でない場合は、専用のパッドを使用することも考慮してください。これにより、塗装面へのダメージを最小限に抑えながら鉄粉を取り除くことができます。・ただし、作業中に塗装面を乾燥させないように注意し、適度に除去剤を追加しながら作業を進めることが大切です。
- 定期的なメンテナンス:・鉄粉は放置すると、酸性雨の影響で錆が発生し、塗装面に固着してしまうことがあります。定期的に洗車を行い、鉄粉が付着しないよう心掛けましょう。